「恋々、1年記念、またあの温泉行かない?」



「え!ホントに?
また事務所からの招待?」



「んーん…
行きたいな…って思って
自分で予約した」



「えー、だってあそこすごい高いよね?」



「うん、高いね…」



「なのに…」



「また恋々と行きたかったから…

あの時も
ホントに彼女ができたら
また来たいな…って思ったし…

それが恋々だったらいいな…って
思ったから…」



「うん…私も…」



私も同じことを思った



雨登くんと

なんでホントのカップルじゃないんだろう



こんな素敵な温泉なのに

もったいないな…って…



雨登くんとまた来たいな…って…

夢を見た