「いただきます」 「いただきます」 「食べたら帰る? ここの温泉、チェックアウトが遅いんだ 12時までだって…」 「そーなんだ…」 「ゆっくりしてく?」 「雨登くん温泉入るの?」 「入んない」 じゃあ、ゆっくりって? 「恋々が帰りたいなら、帰る」 私は… 「うん…」 どっちでもないような返事をしてしまった ただ一緒にいるだけ 恋人なら幸せなのにな… 恋人ごっこだもんね 私たち 「雨登くん 昨日、夢の続きみれた?」 「んー…教えない…」 雨登くんは美味しそうにご飯を口に入れた