真上からは、フリスビーがニ、三枚、バラバラと雨のように落ちてくる。 一枚頭にスコンと当たった。…ステンレスのタライか! でも…え?これ、いったい何の術? それとも、コント? 「うぉー。ぽめ、チートでフリスビー召喚するなよー」 「わんわん!」 「チート…」 チート?…か? だって、フリスビーはこの世界のものだぞ。 フリスビーをただお呼びしただけだろうが。 ……その後、俺はぽめに付き合って、しばらく一緒にフリスビーを追いかける羽目になったのは、言うまでもない…。