御曹司は魔法使い⁉︎ ② 〜私達、結婚式を挙げます!〜

「よし、賢人くんを呼ぼう。
善は急げだ!」

「また…お父さん、思い付いたらすぐなんだから…。賢人くんだって忙しいと思うよ?」

相変わらず、父は思い立ったらすぐなんだから…


コンコン


「ご歓談中失礼いたします。
ご挨拶が遅くなり申し訳ございません。」

「賢人くん‼︎」

今まさに話題に上がっていた本人が入ってきた。

「本日は当ホテルをご利用いただきありがとうございます。ご長男様の初節句、おめでとうございます。」

「賢人くん、久しぶりだな!」

「仁さん、ご無沙汰しております。4月からこちらに赴任しております。」

「聖から聞いてたよ。
光ちゃん、2人目出来たんだって?」

聖とは光ちゃんの実父で、私の母校、聖堂館学園小学部の坂上聖(さかのうえしょう)先生だ。現在は校長をされている。そして父の親友でもある。

「あ、はい。今、桜川産婦人科にお世話になっています。
…あの、岩橋です。院長先生、妻がお世話になっております。」

「桜川です。奥さん、今はちょっと悪阻が大変みたいですね。でもしっかりサポートさせていただきますから。」

「はい! ありがとうございます。
ちょうど、明日診察に伺う予定になっています。宜しくお願いいたします。」

「賢人くんは寿貴くんと同じくらいか?」

「美咲さんと光ちゃんが同じ歳だと思うよ。
だから、賢人くんと寿貴先生は…3歳離れてるのかな?」