御曹司は魔法使い⁉︎ ② 〜私達、結婚式を挙げます!〜

「お義父さん! それ良いです!
俺は参列者全員に、花のA terraceを自慢したくらいなんです。こんなお披露目にピッタリな良い機会無いじゃないですか。」

「そうだな、寿貴くん。その通りだよ。」

突然父と寿貴先生が盛り上がりだした。
そこで桜川産婦人科院長である雅じいの登場。

「いいね、それ。私から事務局に言おう。
日曜日だから外来もないし、あそこは入院患者さんも休日に立ち寄るような場所じゃない。特に迷惑もかけないだろう。」

皆んなノリノリで話が決まっていく。
私ももちろん異論はないんだけど…。
まさかお色直しを無しにすることに合わせて、
披露宴会場を変更する案が出るとは思わなかった。
でもA terraceこそ、私達の出会いの象徴だ。
ちょうどあのリニューアルを思いついた時、私達は出会ったのだから。
それから私達は籍を入れ、仁貴を身籠りながら、リニューアルに向けて一生懸命動いた。寿貴先生もずっとそばで応援してくれていた。

許されるなら……A terraceでガーデンウエディングを挙げたい。