御曹司は魔法使い⁉︎ ② 〜私達、結婚式を挙げます!〜

「花!帰ったよー。」

玄関から寿貴先生の声がした。

「はーい。
……昇平も一緒だと思うよ?
さ、行こう! 荷物持って。うちに上がり込んだら2人で過ごす時間が減っちゃう。」

私は仁貴を受け取って、香ちゃんの背中を押した。

「おかえりなさい!
昇平もお疲れ様。 香ちゃん借りちゃってたの。お返ししまーす。」

「香…。休み取れたのか?」

「う、うん。明日まで二日間だけだけど…。」

「あ、寿貴先生、俺の彼女の廣澤香です。」

「は、初めまして!
勝手にお邪魔して申し訳ございません。
いつも昇平がお世話になってます。」

「桜川寿貴です。
ゆっくりしていってくれていいのに。」

「寿貴先生…、そこは気を利かせないと。
久しぶり会ったカップルなのよ?」

「…‼︎ そ、そうだな。
いや失礼した。 あ!昇平、今夜と明日はオンコール外すよ。たまには彼女とゆっくり過ごせ。」