御曹司は魔法使い⁉︎ ② 〜私達、結婚式を挙げます!〜

昇平にも送っておこう。“送信”っと。よし。

すると、すぐに返信が来た。

『なんで? 香が来てるの?』

『うん。下で会って、うちに来てもらってる。だから、帰ったら33階まで来てね。』

『もう帰るとこ』

『わかったー』

「香ちゃん、もう昇平帰ってくるみたいよ? 今、写メ送っちゃったー。」

「え! 花ちゃん⁉︎ 何してるの⁉︎」

「あれ? 内緒だった? 
サプラーイズ‼︎ ってしたかった?」

「……そうじゃなくて…。
私、さっきから話していたような理由で、昇平とちゃんと向き合えてなくて…。
東京に行く直前から、なんか上手くいかなくなってたの。
ゴールデンウィークもオンコールだって言われて、ムッとして電話切っちゃったし。」

あー。つまり香ちゃんが拗ねてだんだね。

「でも、わざわざ東京まで会いに来てくれて、
喜ばない彼氏なんていないと思うよ?
香ちゃん、素直になってね?」

「う…。」

「昇平が大切だから、ここまで来たんだよね?」

香ちゃんが、コクっと一度だけ頷いた。

「私が昇平なら、めちゃくちゃ嬉しいと思う。
フフフ。それこそ、今日寝かせてもらえないかもよ?」

「な!…な、な、何言ってるの⁉︎」

あら、顔真っ赤にしちゃってる。

「大丈夫よ。久しぶりの逢瀬なんだから、楽しんで。」

「……うん。」