御曹司は魔法使い⁉︎ ② 〜私達、結婚式を挙げます！〜

「あ、これ。出産祝いだ。
店員さんに月齢言って選んでもらったから、間違いないと思うんだけど。遅くなってごめんな。」

「え！　ありがとう〜。
開けていい？」

「もちろん。店もメグに聞いたから間違いないと思う。」

メグちゃんは昇平の兄嫁だ。
4歳の男の子と3歳の女の子のママだから間違いないだろう。
開けてみると、ベビー服では人気のフランスのブランドの服だった。これから着られる水色や紺色のロンパスがたくさん入っている。
これ…洗い替えセットじゃない！
プレゼントとしても可愛いけれど、かなり実用的で、グッドチョイスだ。

「ありがとう！可愛いし、実用的だから助かる！」

「…良かった。実は出産祝いのことすっかり忘れてて、さっき東京駅のデパートで選んだところなんだ。店員さんに頼んで。気に入ってもらえてホッとした。」