御曹司は魔法使い⁉︎ ② 〜私達、結婚式を挙げます!〜

すると時岡さんがニコニコして会話に加わった。

「旦那様、お優しいですね。花様を大切に思われている事がこちらにもよく伝わります。」

「い、いや、その…」

顔を真っ赤にして照れている寿貴先生。

「花様は背が高くモデル体型でいらっしゃるから、どんなラインでも着こなしていただけるでしょう。
宜しければ、こちらのカタログをご覧ください。こちらはフルオーダーではなく、セミオーダーを取り扱っているブランドなんです。パターンオーダーですね。
当ホテルでは、レンタルドレスルームとフルオーダーサロン、セミオーダーサロンがございます。セミオーダーはフルオーダーに比べると短いお時間で仕上がります。パターンは何種類かに限られるのですが、お色も生地も全てお客様で選んでいただきますので、同じ型を使っていても、全く違うドレスに仕上がるんですよ。もちろん、花様が気にされているご予算の方も、レンタルよりむしろお安く仕上げることも可能です。」

そう言って見せられたカタログは、誰でも知っているデザイナーのブランドのものだった。

「え!このデザイナーさんがセミオーダーをされているんですか⁉︎」