…今さらだ。
どんな過去があったにせよ、今は仲睦まじく、2人で赤ちゃんの誕生を心待ちにしているんだ。俺が文句を言ったり、考え直させたりするのは違うだろう。
ただ言えることは…
「…正直、ムカつくよ。可愛い妹が蔑ろにされていたんだ。ムカついて当然だろ?
…けど、それでも、お前は秋香を最終的に選んだ。秋香の想いに応えてくれた。だからもういい。これから絶対裏切らず、幸せにしてくれたら、それでいい。
兄として、赦すよ。」
「春彦…ありがとう。
絶対に幸せにする。
…あ、悪い。話が逸れたな。
俺が言いたかったのは、だから俺は寿貴が羨ましいってことだ。」
「花とお互い初めてで、一途に想いあってるからだね?」
「ああ。それに、花ちゃんの元カレに会ったり、その逆も、寿貴達夫婦にはないってことだろう?寿貴が嫌な思いすることも、花ちゃんに嫌な思いをさせることもないんだ。出てきて昇平だ。元カレには程遠い。」
「まあ…間違ってないね。花は親友だから。」
「寿貴はさ、花ちゃんに出逢うために女嫌いしてたんだよ。俺が言いたかったのはそれ。…いいんじゃないか? 元魔法使い。」
「周。」
最後に揶揄われて寿貴が睨んでいるけど、ちょっと気づいた。
懺悔したかったのもあるだろう。
でも、わざわざ今ここで、過去の話を持ち出したのは、話を自分の方に逸らして、寿貴の立場を助けたかったのもあるんじゃないか?
ムカつく義弟だが、良いところもあるじゃないか。
どんな過去があったにせよ、今は仲睦まじく、2人で赤ちゃんの誕生を心待ちにしているんだ。俺が文句を言ったり、考え直させたりするのは違うだろう。
ただ言えることは…
「…正直、ムカつくよ。可愛い妹が蔑ろにされていたんだ。ムカついて当然だろ?
…けど、それでも、お前は秋香を最終的に選んだ。秋香の想いに応えてくれた。だからもういい。これから絶対裏切らず、幸せにしてくれたら、それでいい。
兄として、赦すよ。」
「春彦…ありがとう。
絶対に幸せにする。
…あ、悪い。話が逸れたな。
俺が言いたかったのは、だから俺は寿貴が羨ましいってことだ。」
「花とお互い初めてで、一途に想いあってるからだね?」
「ああ。それに、花ちゃんの元カレに会ったり、その逆も、寿貴達夫婦にはないってことだろう?寿貴が嫌な思いすることも、花ちゃんに嫌な思いをさせることもないんだ。出てきて昇平だ。元カレには程遠い。」
「まあ…間違ってないね。花は親友だから。」
「寿貴はさ、花ちゃんに出逢うために女嫌いしてたんだよ。俺が言いたかったのはそれ。…いいんじゃないか? 元魔法使い。」
「周。」
最後に揶揄われて寿貴が睨んでいるけど、ちょっと気づいた。
懺悔したかったのもあるだろう。
でも、わざわざ今ここで、過去の話を持ち出したのは、話を自分の方に逸らして、寿貴の立場を助けたかったのもあるんじゃないか?
ムカつく義弟だが、良いところもあるじゃないか。



