御曹司は魔法使い⁉︎ ② 〜私達、結婚式を挙げます!〜

「…ねえ、話は逸れるかもしれないけどさ。この中で何人気づいてるの? 花の週数の不自然さに。」

ブッ!

寿貴がシャンパンを吹き出した。

「な! …しょ、昇平⁉︎ お前…」

おー。寿貴が慌ててる…。
突然昇平がとんでもない爆弾を落としたぞー。

「昇平……そういうのは気づいてても気付かないフリをするのが優しさだ。」

おっとー。賢人くんも気付いてていたのか?

「あれ? 賢人も気付いてたんだ。」

「あーまぁ…。馴れ初め聞いた時から、かな。一応、現役妊婦の夫だし…。」

…当然、俺も気づいていた。
どう計算してもおかしいだろう。
妊娠が発覚した時の週数がおかしい。
けどなぁ……。
大学も学部が同じで、周よりもずっと近くにいたんだ。寿貴の事情は1番理解しているつもりだ。本人から直接聞いたわけでも、相手の女から事情を聞いたわけでもないけど。初めての恋に舞い上がっていた寿貴も、その後抜け殻のようになって…女嫌いになった寿貴も…。本当は全部知っている。
だから…寿貴の事情も。おそらく俺の推測は、間違ってないはずなんだけど…

「な、な、な、なんで…」

うわ…追い詰められてるぞ。
どうする? 助け船をだすか? なんて言う⁇