式では私の好きなカラーのブーケを持っていた。花言葉は「清浄」「乙女のしとやかさ」だ。ギリシャ語の「カロス(美しさ)」に由来するそうだ。ドレスのイメージにはぴったりのブーケ。後付けではあるけれど、寿貴先生に出会うまで、『乙女』だった私。花言葉もぴったりだったんじゃないかな。

自分の名前から、元々花言葉を知ることが好きだった。だからこそ、ブーケには自分の想いを込めたかった。

ガーデンウエディングではもちろんブーケを変える。白・淡いオレンジ・淡いグリーンの薔薇のラウンドブーケを持つことにした。もちろん、髪にあしらった生花も薔薇だ。

白の薔薇の花言葉は「純潔」「深い尊敬」。これは私から寿貴先生への想いだ。彼の職業意識の高さをいつも尊敬してる。

淡いオレンジの薔薇の花言葉は「絆」「信頼」。寿貴先生と出会えたことで生まれた絆。寿貴先生のご家族やお友達、私の家族や友達。そしてもちろん1番大切な仁貴。彼と出会えたことで生まれた絆を表したかった。

そして淡いグリーンの薔薇の花言葉は「穏やか」「希望を持ち帰る」。この結婚式が私達2人だけのものではなく、来てくれた皆さんにも幸せな気持ちになってほしい。希望を持ち帰ってほしいという祈りを込めて。

何より、このブーケはA terraceの雰囲気にピッタリ合っている。

鏡を見ると、チャペルの時とは全く違うイメージになった私がいた。
やっぱり、このドレスにして良かった。