御曹司は魔法使い⁉︎ ② 〜私達、結婚式を挙げます!〜

「あ! それより、さっきはごめん!
勝手に仁貴連れ出して。進行変わったか?
写真、撮ってたんだよな…」

「あー、それなら大丈夫。
いや、子連れ結婚式ならではで、勉強になった。しかも…なにそのタキシード。こんなの売ってるの⁉︎ よく見たら、中身はロンパスなんだ。フェイクのズボンかー。作り付けの蝶ネクタイに、ジャケット風のボレロ。6ヶ月の赤ちゃんならではだなぁ。」

さすがは先輩パパだ。子供服にも詳しいのか。

「いや、うちでも、子供用のタキシードのレンタルはあるんだ。でも、最小で2歳からだな。こんなに小さいサイズはない。これも参考になったよ! ヘブンリーでも使ってみようかな。」

花が見つけたんだ。
やっぱり俺の花はセンスがいい。

「あ、それより。チャペル前で撮影なんだけど、最初は2人で。その後仁貴くんも入れようか。暑いから、最短時間で終わるようにしよう。
親族写真はA terraceで撮るよ。
その方が涼しいだろう。それに、花ちゃんと寿貴先生の想いが詰まった場所だからね。」

「わかった。じゃあ、仁貴を預けよう。
花!」

「はーい! どうしたの?」

友達の写真撮影に応じていた花がこちらにやってきた。