御曹司は魔法使い⁉︎ ② 〜私達、結婚式を挙げます!〜

「花、この度はおめでとうございます。」

「鉄平くん! ありがとうございます。
子供達、大きくなったのね。」

「ああ。こいつらやんちゃでなぁ。花の赤ちゃんも6ヶ月か。さっき会ったよ。可愛いな。でも、あんまり花に似てなかったな。」

「あ、うん。パパにそっくりなの。」

鉄平くんは今、大学病院に勤務していて、いずれ実家を継ぐそうだ。

「ねぇ、お姉ちゃんの事なんだけど…。」

突然、メグちゃんが話し出した。

「葉子さんと花ちゃんがお世話してくれたって、後で賢人くんから聞いたの。
ゴメンね。私達が気づいて東京に行くべきだった。」

「え! 全然だよ!
いや、私も母に言われるまで、気づかなかったの。申し訳なかったわ。」

「…実はね、うちの両親、結婚30周年の旅行を予定していたの。それがちょうど私達の出産と重なって、キャンセルしちゃったの。その後も私の2人目と、出産が続いて…。行けなくなったのね。
それで、うちとお姉ちゃんのところで半分ずつ出し合って、今年のゴールデンウィークに旅行に行ってもらうことにしたのよ。
両親にしてみたら、キャンセルするのも私達に気を遣う状況で…。お姉ちゃんも気にせず旅行に行ってって…まあ、普通言うよね。
でも、まさかあんなに痩せていると思わなかった…。」