「花、俺達、出産の時に来れなくて悪かったな。」

「真くん!社会人なんだから来れなくて当たり前だよ。仁貴〜、ご挨拶だよ?はじめましてだね。真おじさんだよ〜。」

「…花。おじさんは早くないか?
せめて真兄ちゃんはどうだ?」

「宣ならわかるけどね。お兄ちゃん、妙に落ち着いてるからね〜。……やっぱ、花ちゃんの言う通り、真おじさんなんじゃない?
似合ってるわよ?」

「…環。」

環ちゃんをギロッと睨む真くん。

「兄ちゃんはさー、落ち着きすぎなんだよ。
大体、うちの双子は真面目だからな〜。老けて見えるぞー?」

「宣は、もうちょっと落ち着きな。来年二十歳になるようには見えないからね?気付いてる?」

「いいじゃん、10代だもん。この中じゃ仁喜の次に若いんだから。でも俺はいつまでも若々しくありたいなぁ〜。」