御曹司は魔法使い⁉︎ ② 〜私達、結婚式を挙げます!〜

ずっと口数の少ない旦那様。
記念館に移って、披露宴が始まった。
食事もあまり進まないらしい。仁貴で遊んでいる。
こんなにゴージャスなお料理、食べないなんて勿体無い!
……でもまぁ、気持ちはわかる。


秋香さんの色打ち掛けも、真っ白なAラインのウェディングドレスも素晴らしく綺麗だった。
あれだけ似合っていたら、何着も着たくなってしまう気持ちもわかるな。
隣の旦那様はさておき、私は私で、披露宴を楽しませていただくことにした。


そしてついに、その時が来た。



「新郎の幼稚舎時代からのご親友、桜川寿貴様によるお言葉です。
桜川様、宜しくお願いします。」

大丈夫かな?
仁貴と見守るしかない。

…今のところ、ごく一般的なスピーチの始まりだ。ちゃんとお二人におめでとうございますから始まって、親族にもご挨拶…座っていただいて……
うん。大丈夫、大丈夫。