最大限譲歩したつもりだった。
何故かピタッと動きが止まった寿貴先生。
よし! 説得成功?
「じゃあ、褒美。褒美をくれ。」
「はい?
…あのねー、育休中の私にそんなこと言う?……もう〜。何が欲しいの?
………ちょ、ちょっと⁉︎ 何してるの⁉︎ 」
「運んでる。」
「どうしてそうなる⁉︎ 」
「褒美の前払い。いや、頭金だ。」
「…キャァ‼︎」
またもやベッドに連れ込まれる。
「もうっ! スピーチ練習しないと……ん、んんー」
「シッ! 仁貴が起きるだろ?
……イヤか?」
あ〜もう! そんな風に言われてイヤなわけないじゃない。
「……イヤじゃない、けど…」
にっこり、嬉しそうに笑う旦那様…
好きだからね…この笑顔に弱いんだ…。
………と言うことがあった。
結局のところ、あの後ちゃんとスピーチを考えたのだろうか?
同じことを繰り返しそうなので、確かめるのはやめたのだ。
◇
何故かピタッと動きが止まった寿貴先生。
よし! 説得成功?
「じゃあ、褒美。褒美をくれ。」
「はい?
…あのねー、育休中の私にそんなこと言う?……もう〜。何が欲しいの?
………ちょ、ちょっと⁉︎ 何してるの⁉︎ 」
「運んでる。」
「どうしてそうなる⁉︎ 」
「褒美の前払い。いや、頭金だ。」
「…キャァ‼︎」
またもやベッドに連れ込まれる。
「もうっ! スピーチ練習しないと……ん、んんー」
「シッ! 仁貴が起きるだろ?
……イヤか?」
あ〜もう! そんな風に言われてイヤなわけないじゃない。
「……イヤじゃない、けど…」
にっこり、嬉しそうに笑う旦那様…
好きだからね…この笑顔に弱いんだ…。
………と言うことがあった。
結局のところ、あの後ちゃんとスピーチを考えたのだろうか?
同じことを繰り返しそうなので、確かめるのはやめたのだ。
◇