梅雨入り前の6月吉日。
雲一つない青空の下、松村家・葛城家の結婚式が明治神宮で執り行われた。

広大な大前を神職に導かれながら親族と歩く新郎新婦。綿帽子に白無垢の秋香さんと、羽織袴の周さんは歴史絵巻の様に美しかった。この花嫁行列『参進』こそが、ここ明治神宮での挙式のメインイベントと言って過言ではない。

集合写真には、親族に加えて、私たち家族3人も入れていただいた。
ありがたいことだ。

子連れでの参列はどうかと悩んだ。でも、母乳だけで育てていることを知っている秋香さんが『気にせず連れてきて!』と言ってくれたので、仁貴も連れての参列になった。

明治神宮の厳かな社にキラキラと陽の光が降り注いでいる。
しかし…隣にいる旦那様は、周りの景色を楽しむ余裕がないらしい。





遡ること1週間前…