御曹司は魔法使い⁉︎ ② 〜私達、結婚式を挙げます!〜

「賢人くん! 本当?
A terraceでウェディングパーティーが出来るの?」

「ああ! それは全く問題なかったよ。朝倉コーヒーの代表と、桜川院長が新郎新婦の父親として挨拶に行かれたからね。
それに花ちゃん、事務局で人気者なんだね。皆んな楽しみにしてたよ。
……あそこにいる人たちは、皆さん来てもらわないといけない感じだったね。そこは仁さんに後で聞いて?」

「…前向きに検討って言うのは?」

「あ、それは別件なんです。
実は…今まで、花ちゃんのように、ガーデンウェディングを希望されるお客様はたくさんいらっしゃいました。でも、時期的に出来る期間は限られているし、計画していても、当日雨が降らないとは言い切れない。日本は、雨が多いですからね。たった五分、雨が降るだけでも、パーティーには厳しいのです。
そう言うわけで、ガーデンウェディングは日本では運が良ければ出来るか、夢のままで終わるものでした。
もちろん、代替え案は用意しています。
当ホテルでは、バンケットルームを必ず1つ空けております。でもそれは、お客様の希望とはほど遠い…。
ここなら…このA terraceなら、花ちゃんのように夢が叶うのです。
それで…、今後もここを我がホテルで使わせてもらえないか、お願いをしてきました。」