私は大毅と智洋の、二人がいる赤波公園についた。私は、二人の元へ駆け寄った。
「ねぇねぇ、見てこのピン。お母さんにもらったの!」
大毅「よかったじゃん、似合ってるよっ!」
智洋「おん、かわいいよ。」
「ありがとう」
大毅「何、赤くなってんだよ!」
「べっ、べつになってないし」
大毅「あっ、また赤くなったなぁ」
「いっ、いやぁ」
智洋「まぁまぁ、二人とも笑」
大毅「そんなことよりさ、面白いもんゲットしたぜ!」
「えっ、ほんと?!」
大毅「おん」
大毅「まぁ、これ見てよ」
覗き込む3人。
智洋「これどこで拾ったんだよ?」
大毅「公園の隅に落ちてたんだよ」
智洋「で?これをどうするっていうんだ?」
悪戯にはにかむ大毅。
「えっ、まさか?」
大毅「当たり前や、行くぞ!」
そう、大毅が拾ったのは、とある学校の都市伝説が書いてある紙だった。
大毅「ここに、(満月の晩、学校の屋上で、深紅の花が咲く)って書いてあるだろ」
「見に行くってこと?」
大毅「そうっ!」
智洋「おいおい、でも夜だぞ、なんか怖くないか?」
大毅「お前、ビビってんのか?」
智洋「いっいやぁ。ただ、こいつがどうかと思って。だって、暗所恐怖症だろこいつ」
私に視線が集まる。
「だっ大丈夫だよ」
大毅「じゃ、決まりな。おそらく明日が満月だろ?」
智洋「馬鹿なのか?今日だぞ。」
大毅「そっか、じゃぁ今日だな。」
智洋「ほんと天然だな」
「じゃ、今日の夜。この公園に集合ね。」
大毅 智洋「わかった」