愛する人の笑顔を守るために (番外編)

本当ならここは心配する所だけど。


誰もが恐れる程、最強と言われる暴走族 "鬼瑠"。

そんな鬼瑠の総長が嶺亜くんだから、逆に心配する暇を持たせないくらい強いのよね。

元不良の私でも本当恐ろしいと思ってしまう程。



「へーい!そこのねーちゃん達!」


千奈と他愛もない話をしながら、嶺亜くん達を待っている間。

私達の目の前に近付いて来るチャラい男が2人。


はぁ…。

何。この駅って治安悪いの?


この場所で何回キモイ男達に声を掛けられれば気が済むわけ?


いくら空手で強い千奈でも、私の大事な友達に触れられるのだけは耐えられない。

だから、千奈を私の後ろに隠すようにして前に出る。


「私達"彼氏"待ってるから、そこ邪魔なんだけど」


"彼氏"とか言っておけば立ち去るだろうと考えてたけど。

甘かった…。