「うわー!可愛いー!」
ようやく入場券を買って入り口のゲートに入ると、私達を出迎えてくれたのはアライグマの親子。
お母さんが木に登ると、子供のアライグマも小さな足でお母さんの後ろを付いて行く。
人の流れに沿って、動物達をゆっくり見ていく中。
自然と嶺亜くんの手と私の手が絡まり、恋人繋ぎになる。
「迷子になって、さっきみたいにナンパされても困る。だから俺の傍から離れんな」
その言葉に、キュンっという鼓動の音が静かに高鳴る。
沢山の動物達を見終えると、4人でご飯を食べたりして楽しい時間もあっという間に過ぎて夜になっていた。
「よし!帰る前にあれ乗ろう!」
千奈の言葉に4人の視線は大きな観覧車。
動物園の隣にある唯一のアトラクション。


