孤独なヒロイン



寛太の胸で顔を打った。


「色気のない声だな」



「もう!そんなこと言わないでよ!」




「俺はどんな莉沙でも可愛いと思うよ」





突然喜んじゃうことを言ってくる。



「か、からかってもだめだからね?」



気持ちを沈めるためにいうも




「ん?本音だけど。いつになったら俺に好きって伝えるわけ?」



わたしが好きだって知ってるかのように話す寛太。

でも