孤独なヒロイン




「俺乃亜の…好き…」



途切れ途切れにしか聞き取れなかった寛太の言葉。


駅ではガヤガヤしていたからちゃんと聞き取れなかった。




でも好きって言ったよね。



あー、もう終わったんだ、私たち。



寛太の中では完結してたんだね。




だったらこの恋はそっとしまうよ。