毎日が暇で暇でしょうがなかった。
学生時代も平凡で、脳に刺激すら来なくてつまらない。
そんなある日に出合ったのが「ゲーム」だった。

「…! なにこれ、楽しい。」

 つまらない日々がゲームによって救われた気がした。
 大学の卒業後、私はゲームに熱中した。
所謂廃人、と言ったところだろうか。
夜勤をしているのでニートではないのだが、夜勤の時以外ずっとゲームとネット漬け。
ゲーム以外でネットも始めて見ると、「ネッ友になりませんか?」と言ってくれる人にも出会えた。

 徐々に上達していって、ゲームのイベントランキングでは必ず上位にいる凄腕プレイヤーにまで上り詰めた。
私の認知度も上がっていき、ネット活動を応援してくれる人もどんどん増えていく。
つまらない生活から抜け出した────そう、考えていたある日のことだった。

「室外機さんですよね!? いつも応援してます!」

…どうしてこうなった?