看護師が来た。背中を擦られながら呼吸をする。

「思い出しちゃったかな?」

「ハァハァハァは、、、い。りゅ、、うとさん」苦しくて苦しくて名前をよぶ

「もしもし棚橋先生ですか?はい道場さんが会社の人会った後に思い出したみたいで過呼吸になってます。先生の名前呼んでます。」看護師さんはPHSで伝える


「OK。今プルスは?」
「えっと130くらいです」

「安定剤持ってくから点滴の準備しておいて!」
「わかりましたっ」

看護師さんが物を取りに行った間とてつもない不安が襲う。

ガラガラー
「蘭ごめんなーお待たせ。」
龍人さんは笑顔で脈拍を測る。

「少し頭起こすよ?今からちょっと点滴するからね。まずゆっくり呼吸しようね。吸ってー大きく吐くよー。」

「ハァハァハァハァーーーーハァハァハァー」

「蘭ちゃん上手だね。怖かったの?」

頷く頷く

「看護師さん
準備ありがとう!俺やっとくから仕事戻っていいよ。」

龍人さんが一番の安定剤

呼吸に、疲れてベッドにへたれる。


「よし点滴しちゃうよ。ちょっと痛いよ。」
「ハァーハァーッッ痛い。」

少し血管を探られる。

「ICUでした点滴な。少しするとふわふわしてくるから少し寝ような。」


「あ、ありがとうござぃ、、ます。ハァハァ」

ベッドに座り撫でてくれる。

「心配だなー。ひとりぼっちにするの。俺の側に置いておきたい。」

そんな先生の言葉を胸に眠りについた。