――居場所が出来て良かったじゃねぇか。 (居場所……) 違う。私の居場所はここじゃない。 この世界に私の居場所はないのだ。 だから、早く帰らなきゃ。私の本当の居場所に。 私の元いた世界に、早く帰らなきゃ。 もう一度溢れてきてしまった涙を止めるために私は強く目を閉じた。 それから間もなくしてセリーンとリディが部屋へ戻ってきた。 セリーンがここまで来る間にうまく話をしてくれたのかリディに何か訊かれるようなことはなく、そのまま私たち3人は眠りについた。