諦めさせてよ 九条くん

「へーまぁ頑張りなよね ただでさえテストの点悪いんだから」


「うっ…が、がんばる…」



まっまだ高校生活始まったばっかりだし…




大丈夫…だよね?多分




そんなことを考えているとチャイムが鳴る


自分の席に戻っていく風華を見て 先生が来るのを待つ




しかし急にドアが開いたかと思うと女の子達が騒ぎ始めた





なんとなく見なくても何が起こってるのか想像できる……



「きゃー、九条くんだよっ やっぱイケメン!!」

「ほんと!この学校入ってよかった〜!!」


「彼女いるらしいけど 正直見てるだけで満足できちゃう〜」



皆んなうとうとしながら九条くんを見ている



今にも抱きつきそうな子だっている




一方で全く無反応な九条くん



さっきもそうだったけど なんか反応しなよ…