「不思議ねミカコ、なんだかあなたのことを以前から知っていた気がするの」
そうつぶやく姫様に、原型がこんなのですみませんと内心詫びてしまう。
どこをどうすれば、わたしがエレオノア姫なんだ。
そりゃまあ、ダイヤモンドも鉛筆の芯も同じ炭素原子だ、というレベルの相似点ならあるだろうけど。
蓮くんの目にわたしはどう映っているのやら。もしエレオノア姫に見えているなら、眼科に行ったほうがいい。
「未熟者ですが、姫様に精一杯仕えさせて頂きます。どうぞよろしくお願い致します」
その想いに偽りはなかった。
美しく心優しく、そして———悲しみに満ちた姫君。
そうつぶやく姫様に、原型がこんなのですみませんと内心詫びてしまう。
どこをどうすれば、わたしがエレオノア姫なんだ。
そりゃまあ、ダイヤモンドも鉛筆の芯も同じ炭素原子だ、というレベルの相似点ならあるだろうけど。
蓮くんの目にわたしはどう映っているのやら。もしエレオノア姫に見えているなら、眼科に行ったほうがいい。
「未熟者ですが、姫様に精一杯仕えさせて頂きます。どうぞよろしくお願い致します」
その想いに偽りはなかった。
美しく心優しく、そして———悲しみに満ちた姫君。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)