欲を言えば、わたしだってもちろん神の遺産を手に入れたい。
そして、蓮くんと元の世界に戻してもらうのだ。蓮くんだってきっとそう思っているだろう…ん、待てよ…
思考につっかい棒のように引っかかるものがある。
蓮くんの今の望みって、なんだろう?
そもそもこの世界に飛ばされてしまったのは、彼が櫓祭りの禁を破ってしまったのがきっかけだ。
自分が考え出したゲームの中で、導力という神の領域に近しい力を使えるようになった。
わたしを手に入れるのが、あの時の蓮くんの心からの望みだったとしたら、今の状況はある意味それが叶っているのだ。
わたしたちにはもう、お互いしかいないのだから。
もしだけど、蓮くんが神の遺産を手にしたら、彼は何を望むのだろう?
そして、蓮くんと元の世界に戻してもらうのだ。蓮くんだってきっとそう思っているだろう…ん、待てよ…
思考につっかい棒のように引っかかるものがある。
蓮くんの今の望みって、なんだろう?
そもそもこの世界に飛ばされてしまったのは、彼が櫓祭りの禁を破ってしまったのがきっかけだ。
自分が考え出したゲームの中で、導力という神の領域に近しい力を使えるようになった。
わたしを手に入れるのが、あの時の蓮くんの心からの望みだったとしたら、今の状況はある意味それが叶っているのだ。
わたしたちにはもう、お互いしかいないのだから。
もしだけど、蓮くんが神の遺産を手にしたら、彼は何を望むのだろう?



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)