ひとつ指の岩に向かう一行は、皇帝の決断で六名に絞られた。
リュシウス帝、エレオノア姫、そしてエストライヘル師と導師セレマイヤ、は順当として、残りの二名はなんと蓮くんとわたしだった。
それ以外の者は、ここで待機である。
「陛下、なぜあの子どもらをお連れになるのでございますか」
騎兵隊長ホーグランドの訴えは、ここにいるほとんどの者の胸中を代弁していた。わたしとて同感だ。
蓮くんは初歩的な導力を使えるだけで、わたしは女性にしては足腰が丈夫というレベルだ。どう考えても足手まといだ。
「あの子らが、異界の者だからだ」
陛下の言葉は、説明になっているようないないような。
「こたびの事態と符節を合わせるように、宮殿の奥深くに迷いこんできた。なにかがこの子らを誘った、とも考えられる。確証はないが、今は賭けるしかない」
要するに験担ぎということらしい。
納得したかはともかく、皇帝の命は絶対だ。
リュシウス帝、エレオノア姫、そしてエストライヘル師と導師セレマイヤ、は順当として、残りの二名はなんと蓮くんとわたしだった。
それ以外の者は、ここで待機である。
「陛下、なぜあの子どもらをお連れになるのでございますか」
騎兵隊長ホーグランドの訴えは、ここにいるほとんどの者の胸中を代弁していた。わたしとて同感だ。
蓮くんは初歩的な導力を使えるだけで、わたしは女性にしては足腰が丈夫というレベルだ。どう考えても足手まといだ。
「あの子らが、異界の者だからだ」
陛下の言葉は、説明になっているようないないような。
「こたびの事態と符節を合わせるように、宮殿の奥深くに迷いこんできた。なにかがこの子らを誘った、とも考えられる。確証はないが、今は賭けるしかない」
要するに験担ぎということらしい。
納得したかはともかく、皇帝の命は絶対だ。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)