魔界の華は夜に咲く

しん・・。


と部屋の空気が一気に重くなった。

2人とも黙ったまま時間が流れていく。

その空気に耐えられなくなったのはセンジュだった。


_なんで部屋から出ていかないの!?この空気耐えられない!ああ逃げ出したい!そうだ!逃げよう!!



フォルノスの方を一切確認せずにセンジュはベッドの足の方から逃げ出そうと試みた。

右にはフォルノスがいる、左側は壁だったのだ。


「!?」


フォルノスに腕を掴まれた。

ドキッ


「な・・何?」


「・・・」


フォルノスは無言のまま腕を掴んだが、すぐにそれを解いた。

フォルノス自体も無意識に体が動いた様で自分でも驚いた顔をしていた。


「なんでもない。今日はもう終わりだ。好きに過ごすといい」



そう言ってフォルノスは部屋を出ていった。


「な、なんなの・・もう」