魔界の華は夜に咲く

気を失ったセンジュをフォルノスはベッドへと寝かせた。


「おい。起きろ」


フォルノスはジッとセンジュを見つめる。
呼んでもセンジュから反応はない。


「・・仕方ない」


センジュの額に自分の指を当てた。

パチッ

と電撃がセンジュの体に走った。


「うっ・・」


「起きろ、寝ていいと言っていない」


センジュはフォルノスの冷徹な声に反応し、目を見開いた。


「あ・・え?私・・」


「落下した。なんの力も発揮せずにな」


「・・・」


_助けてくれた?この人が?


その行動に驚きを隠せなかった。
助けてくれるとは微塵も期待していなかった。
本人は死ぬ気つもりだったからだ。


「なんで・・助けたの?」


「たまたまだ・・・次は放置する」


フォルノスはセンジュから目を背けた。

その態度にセンジュもうつ向いた。

互いを認める事が出来ないのだ。