魔界の華は夜に咲く

バサッ

羽音が聞こえ、センジュの真下に黒天馬は下降した。
フォルノスはセンジュを地上寸前で抱きとめた。


「・・・」


センジュは気を失っていた。


「・・・厄介な女だ」


フォルノスはそのまま城のバルコニーへと向かった。

「へえ・・珍しいもん見た。あの冷酷なフォルノスが、ねえ・・」

その様子をセヴィオは八重歯を覗かせながら含み笑いを堪えている。

「面白くなってきたかも」