魔界の華は夜に咲く

「恋人たちと楽しくやっている」

「・・え!?・・えぇ!?」


混乱した。


「ど、どういう・・」

「そのままの意味だな。言っただろ。アイツは俺に興味はないし、俺も興味はない。好きな事をしているだけだ」

「・・・・」


あっけにとられて何も言えなくなってしまった。


「ただな。リディもいるから、やるなら屋敷の外にしろと言っているんだ。節操がない」

「は、はぁ・・」


_それでいいの?本当にソレを許していてなんとも思ってないの?家族・・なんだよね?




困った顔をしていると、アルヴァンはニコリと微笑んだ。


「言ったろう。そういう事だ。だからお前は気にする必要はない」

「そ・・」



_そんな事言われたって・・。



「それに俺はこの屋敷を出てもいいと思っている」

「え?」


その言葉には侍女も驚いている様だった。


「お前と一緒になるとすれば城へ住む事になるだろう。そうすれば、丸く収まる。もうアイツとも関わらなくて済むしな」

「でもリディちゃんは・・」

「俺が連れていってもいいが、アイツがごねるのなら争うつもりだ」

「か、可哀そうですよ。両親が離れ離れになるなんて」


その言葉にアルヴァンは一瞬で不機嫌になった。
声のトーンが低く、重く響いた。


「愛のない家庭で育つよりも、どちらかが愛情を注いでやる方が幸せだ。そうは思わないのか」

「・・・す、すみません・・何も知らないくせに・・私」



_アルヴァンさん・・凄く怒ってる。私何てことを・・。