いつもより起きた時間が早いため、お母さんもお父さんもリビングにいた。 けれど私だけが先に降りてきたため、ふたりとも……。 「志羽、春哉くんはどうしたんだ?」 「わざわざ起こしに来てくれたのよ?そんなピリピリしたら可哀想よ」 お父さんもお母さんも、春哉くんの心配をするなんて。 娘である私が手を出されかけたというのに。 というより、この間は手を出されたというのに。 もちろん両親にそんなこと言えるはずがないけれど。もう少し娘の心配をしてくれても……。