さながらサテライト

その他

雨/著
さながらサテライト
作品番号
1622820
最終更新
2021/03/12
総文字数
2,892
ページ数
5ページ
ステータス
完結
PV数
2,071
いいね数
3
ランクイン履歴

その他23位(2020/12/08)

ランクイン履歴

その他23位(2020/12/08)




「俺のためならなんでも出来る?」

不正解でも、きみが許してくれるなら。





胸糞注意です.

2020.12.01

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この作品のレビュー

★★★★★
2020/12/02 21:50
投稿者: 今嶌ろね さん
きみという存在に殺されて、

表紙とタイトルに一目惚れして、臆病な一歩を踏み出して触れてみたら陥落がありました。 心の奥の髄まで届くようなやさしい世界の崩壊に足のつま先を踏み入れたら、冷たくてでも故郷のようなあたたかさがあった気がして。 たった5ページに、世界がありました。 素敵な物語をありがとうございました。

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この作品の感想ノート

雨さま

おひさしぶりです。
ずっと気になっていたお話でした。タイトルが好みで、お話は予想以上に重たくて苦しかったですが、やっぱり好きになりました〜〜〜(T_T)

読みながら、いやな音がした気がしました。脳裏で、鼓膜の内側で、心臓の奥で、何かが消えて、破裂して、突き刺さったような音がしました。そんな、気がしました。
優しい世界って何だろう。何なんだろう。わかりやすさよりもわかりにくいことであふれているというのに、どんどん表面での事柄が浮き彫りになっていくのはどうしてなんだろう。ページをめくりながら何度も何度も考えてしまいました。
冬人くんはどんな気持ちだったんだろう、とか。優しい世界であれば、その中のひとつだけでも気持ちをすくえたのだろうか、とか。想像するだけで、脳を揺さぶられた気になります。

秋穂ちゃんがこれから会いに行く。そんなさいごのシーンに胸が痛くなりました。いやな音がした…気になっただけで、実際はちがったかもしれません。
ふたりだからわかりあえたし、わかちあえなかったんだろうな、と思って、空が青いことがちょっと胸にしみました。
人工衛星のように、どこにいてもまるわかりで、すぐに見つけてしまうような、切っても切り離してはいけない関係が、とても苦しくていとしいです。

すてきなお話をありがとうございました(涙)
良いお年をお過ごしくださいませ!!

マポンさん
2020/12/27 16:52

この作品のひとこと感想

すべての感想数:12

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