会長。私と恋のゲームをしてください。

「地味子を入れるなんて、今年の生徒会は落ちぶれたよねー」



その言葉が聞こえた瞬間、会長が手に力を入れたのが分かった。

掴まれていた腕が、締まったのが分かったから。

会長も、生徒会のことを悪く言われて良い気持ちしないよね。


それが分かった瞬間。

私の中で何かがぷつんと切れた。



「……なにが分かるんですか」



突然廊下の真ん中で立ち止まった私に、視線が集まる。

会長も立ち止まった。



「生徒会はっ! 落ちぶれてなんかいません!」



誰に言うでもなく、私はその場で叫んだ。



「会長は誰よりも、学校や生徒のことを考えています!」



静まり返る廊下。



「生徒会副会長は誰よりも、人の話を聞いてサポートしてくれます!」



止まらない私の口。



「生徒会会計は誰よりも、生徒のことを守っています!」



悔しい。

悔しい。

悔しい。

何も分からない人に、勝手なことを言われたくない。