会長。私と恋のゲームをしてください。

上履きに履き替えた私たち。

校舎内では、人目もあるので手をつなげない。

寂しい気持ちもあるけど、また、会えるから。

同じ校舎にいるから……。


この階段を上れば、それぞれの教室への分かれ道。



「んじゃ、またあとで」



会長が私の頭を、ぽんぽん、とする。

その行動にキュンとする私。


会長は私の反応に満足したあと、3年生の教室へ向かっていった。


……私も教室に行こう。


廊下を歩いて、教室に向かう。

学校中に文化祭の装飾がされていて、気分がうきうきする。


いよいよ、文化祭が始まる。

全力で楽しみたい。


教室の前にも大きな看板が飾られていて。

クラス全員が頑張ったから、こんなにも素敵な教室に変わっていた。



「お、おはよう」



挨拶をして教室に入ると、視線が一瞬にして集まった。



「北澤さん、おはよ!」

「来るのが遅いよー」

「衣装合わせするよ!」



声をかけてくれるクラスメイトたち。

私はクラスメイトたちの言葉に、大きく頷いて輪の中に入っていった。


大半のクラスメイトはコスプレ衣装に身を包んでいた。

普段は制服姿しか見ないから、新鮮な感じがする。