会長。私と恋のゲームをしてください。

里穂ちゃんは挨拶を終えた後、私に耳打ちをする。



「あとで質問攻めだから!」

「えっ」

「先、教室に行っているからね!」



里穂ちゃんは風の如く、姿を消した。


……里穂ちゃんが質問したいこと、っていうのは、なんとなく分かった。

会長と私が、手を繋いで一緒にいることについてだろう。



「友達か?」



……友達と呼んでいいのだろうか。

今まで、ずっと友達がいなかった私には分からないけど。



「友達になりたいって思う子です」



その言葉がぴったりな気がする。


会長は『よかったな』と微笑んでくれた。

私もその言葉に頷いた。