会長。私と恋のゲームをしてください。

「このまま、学校に行くか」

「えっ」



このまま……、って手を繋いだまま!?

いや、それは嬉しいけど、恥ずかしい。


……会長は手を離す様子もなく。

本当に、手を繋いだまま学校に行くんだな、と察した。



「そういや。北澤のクラスはなにやるんだっけ?」

「……コスプレ喫茶、です」



私がコスプレなんて笑われるかな、と構えていると。

会長から不機嫌そうなオーラを感じた。



「なんのコスプレだ」

「デビルコスプレ……、らしいです」

「デビル?」

「小悪魔、ってことです」

「そのくらい分かる」



会長はさらに不機嫌オーラ丸出しだ。


里穂ちゃんに『絶対に会う!』と言われて、決まった私の衣装。

膝より10センチ近く短い丈の、黒いワンピース。

赤いフリルがついていて、可愛さもある。

首にはチョーカー。

そのチョーカーが映えるように、鎖骨部分も見えるくらい露出が多い。


そんなセクシーな衣装、私に似合うのか不安だけど……。