会長。私と恋のゲームをしてください。

土曜日。

文化祭当日。


高橋家で朝食を食べていると、夏樹ちゃんがソワソワしている。

どうしたのかな、と思いつつ、味噌汁をすすっていると。



「今日、クラスの友達と文化祭に行くからね!」



夏樹ちゃんが目を輝かせながら、宣言してくれた。



「ああ」



夏樹ちゃんに優しい笑みを浮かべている会長。

本当に夏樹ちゃんのことが好きなんだな、って思う。

会長は妹思いなんだよなぁ。



「美雪ちゃんの教室にも行くからね!」

「待っているね」



不思議な感覚。

夏樹ちゃんと高校の教室で会えることなんて、普段ないからなぁ。

今日は文化祭なんだ、と改めて実感させられる。



「ごちそうさま! メイクしてくるっ!」



夏樹ちゃんは素早く食器を片付けて、自分の部屋へ向かった。

それだけ楽しみにしてくれているんだな、と思うと、すごく嬉しい。


2人残されたリビング。