なんか羽織ってくれればいいんだけど、美緒は一年中半袖でいるような子供だったから、今でも暑い寒いにあまり頓着がないのかもしれない。 制服がこんなんだってわかっていたら、美緒がうちの学校に入ることを全力で阻止したのにな。 何も知らなかったから、柄にもなくおまえも頑張れよ、なんて言ってしまったけど。 別ルートもあるにはある。 でも最短ルートを歩けば、必ず男子校の前を通ることになる。 そいつらの視線に晒されることを思ったら、濡れてもなんでも一緒に帰った方がまだマシだった。