「天使の羽根の付け根なんだってね」 「外してない、絶対やってない!事故だよ事故」 「とか言って、何にも覚えてないくせに」 「……サイアク」 「うんもうほんとその通り!」 美緒はその時のことを思い出してたぶん普通に怒ってる。 「……でも」 「ん?」 「やっぱ天使だったんじゃん」 「へ?」 「やっぱ、美緒が天使だった。俺の」 雨が窓を打つ音が聞こえる。 「その天使幼児体型なんだってね」 怒ってるのか照れてるのか複雑そうな顔で不機嫌に笑った美緒を掴まえて、気付いたら少し強引にキスしてた。