「さっきから叫んでばっかじゃん」 「直は無しでしょ!直は!」 「裾からちょっと手が触れただけじゃん? それに服の上からとかって、そろそろ卒業でしょ。でもTシャツって結構無防備な。あれ、ん?……あれ?」 もっかい、確認の、むぎゅ。 「翔ちゃん!遊ばないで。お、お願い!」 「俺、前にもこうした?」 「それは……」 知ってると思った。温度も、感触も。 「したんだ?」 「した、かなぁ?」 美緒は嘘をつくのもはぐらかすのも、ほんとにへたくそ。