飽くまでも「その可能性がある」といったところだけど、これまでのことを考えると、何もないということがまずありえないだろうな。
「じゃあどうするつもり? 教祖が化け物だって信者の前で正体を暴いて、目を覚まさせるとか?」
現状ではそれが一番手っ取り早いけど、それは本当に可能なのだろうか。
灯は自分が化け物に変わるのをコントロール出来ていなかったようだし、是松を都合よく化け物にさせることなんて出来るだろうか。
「教祖を倒しても意味がないのが面倒だぞ。蘭子は何も考えずに突撃したい」
胸の前で両手を握って、鼻息も荒く意気込みを語る蘭子。
そんな蘭子のヘルメットを撫でて、俺はチラリと龍谷寺の門の方に目を向けた。
信徒達が大慌てで俺達を捜索している中、ブラウスにスカート姿の是松が帰って来ていた。
門番から話を聞きながら、用心するように辺りを見回して……そして、こちらを見て、冷たく睨み付けたのだ。
見付かった。
そう思ったけど俺は目を逸らさずにジッと是松を見た。
是松も俺から目を逸らさず、しかも追ってくる様子もない。
しばらくすると寺の中に入ったけれど、何かこう……これまでの敵とは違う異質な物を感じていた。
「じゃあどうするつもり? 教祖が化け物だって信者の前で正体を暴いて、目を覚まさせるとか?」
現状ではそれが一番手っ取り早いけど、それは本当に可能なのだろうか。
灯は自分が化け物に変わるのをコントロール出来ていなかったようだし、是松を都合よく化け物にさせることなんて出来るだろうか。
「教祖を倒しても意味がないのが面倒だぞ。蘭子は何も考えずに突撃したい」
胸の前で両手を握って、鼻息も荒く意気込みを語る蘭子。
そんな蘭子のヘルメットを撫でて、俺はチラリと龍谷寺の門の方に目を向けた。
信徒達が大慌てで俺達を捜索している中、ブラウスにスカート姿の是松が帰って来ていた。
門番から話を聞きながら、用心するように辺りを見回して……そして、こちらを見て、冷たく睨み付けたのだ。
見付かった。
そう思ったけど俺は目を逸らさずにジッと是松を見た。
是松も俺から目を逸らさず、しかも追ってくる様子もない。
しばらくすると寺の中に入ったけれど、何かこう……これまでの敵とは違う異質な物を感じていた。



