東京ルミナスピラー

俺と蘭子、夕蘭は顔を見合わせて同じタイミングでため息をついた。


「と、ところでどうだった? 北軍浄化会は」


なんとかこのおかしな空気を変えようと、夕蘭と蘭子に尋ねてみたけど、二人は首を横に振る。


「どうもこうもないよ。あれで北軍を浄化するって言ってるのが不思議なくらい弱かったよ。案の定、爆弾を使おうとしてたけど、それも自信がないんだろうね。全然使う素振りがなかったよ」


「蘭子も退屈だったぞ。あいつら、全然強くなかったからな」


ますますわからないな。


どの組織も、下っ端は大したことがないというのはお約束ではあるけど、それにしてもそんな弱い集団で何が出来ると言うのだろう。


今までの組織と違うところは、その組織のトップの圧倒的な力で引っ張られている……というわけではないという点だ。


是松を教祖として崇め、舞桜が何度壊滅させてもまた復活する。


組織の長を倒せば崩壊するなんて、簡単なやつらではないのが俺達を悩ませる。


「あの教祖は俺の学校の先生だった。しかも、津堂と接点がある……ってことはだ」


「……教祖も化け物にされてるのか」


俺の言葉に続いて、蘭子が寂しそうに呟いた。