東京ルミナスピラー

親父さんは怪訝そうな表情で俺をマジマジと見詰めるけど、俺ってそんなに弱そうに見えるかな?


これでも、そこそこ強くなったつもりなんだけどな。


「何言ってんだい。葵のことより、あんたの息子のことに驚きなよ。宗司は今、西軍で篠田を相手にド派手な戦争をやってんだからさ。何日続いてると思ってんだ」


吹雪さんが呆れたようにそう言うと、親父さんの表情が今度は険しいものへと変わったのだ。


「なんだと? どうやら俺が囚われている間に、この街は大きく変わったようだな。そして悪いな。俺は西軍に行く。北軍浄化会はお前らだけでやれ」


ハルベルトを取り出してそう言った親父さんは、俺達の返事を待たずにビルの上を飛んで、両国の方へと、あっという間にいなくなってしまったのだ。


引き止める間もなかった。


「おいおいおいおい……おいおい! いなくなっちまったじゃねぇかよ! こんな時にブザーの話なんてするんじゃないぜ吹雪さんよぉ!」


「う、うるさいね杉村! こんな風になるなんて、私だってわかるわけがないだろ!? どいつもこいつも勝手なんだから!」


こんな時に、杉村と吹雪さんの口論がエスカレートし始めたぞ。