東京ルミナスピラー

「ふん。俺は俺のねぐらを取り戻したいだけだ。また目を覚ましてすぐに眠らされたらかなわんからな」


親父さん、杉村、そして俺達の経緯を話して、情報の整理とどう戦うべきかを考えることになった。


是松の部屋には、ふんわりと眠くなる残り香があった。


だけど、あの部屋にそんな装置や仕掛けがあったかと言われたら……それはないはずだ。


となると、やはりあれは是松のスキルということになる。


初見殺しだな。


何も知らない人だと、戦っている最中に眠らされて気付いたら死んでるってわけだ。


弱いやつがそんなスキルを使っていても、さして脅威にはなり得ない。


俺が初めて聖戦に参加した時、戦った是松とは別物と考えた方が良いだろうな。


「不意を突かれなければ、大した相手ではないと思うが……何度叩いても復活するというのが厄介だな。力で押し切っても何の解決にもならん」


「そうですね。そう考えると、南軍は結城さんがしっかり話をしてくれてたんだと思います。多分、俺が結城さんに勝ったら協力するように……って」


俺がそう言うと、親父さんは驚いた様子で俺を見た。


「お前が? 結城昴に勝ったのか? まさか……お前にそんな力があるとは思えんが、時代は変わるということか」