東京ルミナスピラー

何となくそうじゃないかなとは思っていたけど、行動に出る前に判断して動けるのは凄いな。


あの男は哀れだけど。


「ヒュー。おっさん容赦ねぇな! んじゃ、さっさとここを出て、外で暴れてるってやつらに混ぜてもらうかね。やっちまうんだろ? このおかしなやつらをさ」


杉村が恨みに思っているなら、その気持ちはわからなくもないけど……壊滅させることが終わりじゃない。


北軍浄化会はしつこく、何度壊滅させても復活して報復してくる厄介なやつらなのだ。


「いや、外で誰かが暴れてるって言うなら、教祖の部屋に向かいましょう。いきなり眠らされるのがスキルなのか、それとも何か別のトリックがあるのか、それを調べたいんです」


それがわからなければ、教祖……是松と戦うことになった時に、どう戦えばいいのかすらわからない。


いくら速く動けても、攻撃に破壊力があっても、夢の世界に迷い込んではなんの意味もない。


だからこそ、こんなところに男三人が仲良く監禁されてしまうのだ。


「くだらないが、一理あるな。二度、同じ手は通用しないと教える為にも、調べて損はないだろう」


「レディの部屋を物色するなんざ俺の趣味じゃねぇけど……夢の中で口説いても仕方ねぇからな。付き合ってやんぜ、ピヨ」